2009/12/31作成
ファーザー・タイム Father Time
ヨーロッパ・伝承 精霊
ファーザー・タイム:ヨーロッパにおける時間の精霊

この精霊は、古代の神クロノス(ギリシア神話のクロノスではありません)が形を変えたものだといわれています。

上記のクロノスは、一般に白く長い髪と顎鬚をはやし、鎌をもった姿で描かれます。
ファーザー・タイムも同じく、鎌または大鎌を持っていますが、その他に水時計も携えています。
また、修道士のような衣装から天使のような羽が飛び出していることもあります。

キリスト教の暦では、12月31日の真夜中になった途端、ファーザー・タイムの姿は消えてしまい、代わりにビイビー・ニューイヤーが現れます。
そして一年が過ぎ行くとともにベイビー・ニューイヤーも徐々にファーザー・タイムへと成長していき、大晦日には次のベイビー・ニューイヤーにその役目を託して消えるのです。  
参考文献:世界の妖精・妖怪事典(原書房)他
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